『採用・協業・情報発信』にも強い

『採用・協業・情報発信』にも強い――ホームページが担う3つの顔

採用も協業も、「会う前」に始まっています。
価値観・事業内容・最新情報を、誤解なく伝える拠点がホームページです。

目次

始めに:データが示す3つの事実(要点)

結論の前にエビデンス。 採用・BtoB・更新性、それぞれを裏づける要点を一行ずつ。

  • 志望企業の深い調査は公式サイトが主役
    学生の6割超が「志望企業研究の有益情報源は個別企業のホームページ」と回答。
    就活中は採用サイト・コーポレートサイトの両方が高頻度で読まれます。
  • 古い情報は志望度を下げる
    採用サイトの情報やデザインが古いと87.8%の学生で関心・志望度が低下
  • BtoBは「会う前」に判断が進む
    決裁者の84%は営業接触前に「決め手になる情報」に到達。
    Web上の一次情報(自社サイト等)の整備が、協業の初速を左右します。
採用サイトが古いと志望度が低下すると回答した割合の円グラフ(とても影響する26.7%、やや影響する61.1%、影響しない12.2%)
図:採用ホームページのデザインや情報が古いことによる志望度への影響(円グラフ)
引用元キャリタス 『2025年卒 採用ホームページに関する調査』p.6(閲覧日:2025年8月29日)

1)採用:価値観と日常を「誤解なく」伝える場所

候補者が見ているポイント(最短版)

  • 事業内容とミッション(図解で入口→詳細へ)
  • 日常の業務・一日の流れ(写真+短文で雰囲気を)
  • 待遇・福利厚生の表(目安の数字は明記)
  • 求める人物像(やること/やらないことの両方)
  • よくある質問(応募〜入社後まで3〜6問)

応募情報はスマホで入口→PCでじっくりという動きが目立ちます。
だから表・PDF・募集要項はPCで見やすく、スマホでも崩れない設計に。

採用ホームページを閲覧するデバイスの割合(横棒の積み上げグラフ)。2025年卒はPC中心44.3%、スマートフォン中心31.0%、同程度24.8%。2020年卒ではスマートフォン中心が最多だったが、年次でPC中心が増えている。
図:採用ホームページを閲覧するデバイス(情報機器)—2020〜2025年卒の推移
引用元キャリタス 『2025年卒 採用ホームページに関する調査』p.5(閲覧日:2025年8月29日)

2)協業・パートナー:初回打合せを「短縮」する情報設計

取引先は会う前にサイトで要点を把握します。
初回から「話が早い」状態をつくるには、次の4点を整えるのが近道です。

  • 事業ドメイン/得意領域(やらない領域も)
  • 事例:課題 → 打ち手 → 結果(数値や期間があれば尚良し)
  • 体制と品質:責任者・品質基準・セキュリティ方針
  • 取引条件:概算・リードタイム・対応エリア

BtoB領域では、Webサイトの※売上貢献度がBtoCより高いという調査も。
だからこそ、一次情報の厚みが効きます。

ざっくり言えば、BtoCで育ったWebの役割はBtoBにも広がり、サイトの「売上への寄与」はBtoBのほうが強く出やすい
だから、製品仕様・事例・体制・セキュリティなど一次情報を厚く整える価値があります。(業種により例外も)

3)情報発信:最新のお知らせや「想い」を届ける器

自社サイト型のオウンドメディアは8割超が効果を実感
特に「企業イメージ向上」「採用の強化」への寄与が大きいという結果が出ています。
「長文でなくてOK」。月1回の更新ログ(お知らせ・実績追記・写真差し替え等)を継続すれば、「動いている会社」という安心につながります。

現場から:訪問メモ(実例)

下の二つは実際にお客様先に訪問したときにお伺いした実例です。

  • 来訪されたお客様のひと言
    「ホームページ見て来ました」。と来訪する前に訪問先をチェックしている例
  • 取引先の反応
    取引先の方がホームページを見てくれていて話がスムーズに進みました。
    どこまで頼めるかの前提が合う分、初回から解像度の高い打合せができた例

SNSは呼び込み、サイトは「受付と資料室」。
価値観・実績・最新情報が揃っていると、採用・協業ともに話がスムーズになります。

すぐできるチェックリスト(保存版)

採用ページ

  • ☐ 事業内容の図解(入口)と詳細ページ
  • ☐ 日常の様子(写真3〜6枚+短文)
  • ☐ 待遇・福利厚生の表
  • ☐ 求める人物像(やる/やらない)
  • ☐ FAQ(応募〜入社後3〜6問)
  • ☐ 更新日・更新履歴の明記

協業・パートナー

  • ☐ 得意領域/やらない領域
  • ☐ 事例(課題→打ち手→結果)
  • ☐ 体制と品質基準/セキュリティ
  • ☐ 取引条件(概算・リードタイム・エリア)

情報発信(サイト全体)

  • ☐ 月1回の更新ログ(短文でOK)
  • ☐ PCでの見やすさ(表・PDF・図解)
  • ☐ ファーストビューから「採用」「協業」各ページへ直リンク

まとめ

採用・協業・情報発信の3領域で、ホームページは「誤解をなくし、判断を早める」装置。
最新×体系化を淡々と積み上げれば、SNSの「出会い」が採用・取引の前進へつながります。
まずは更新日を動かすところから、一歩ずつ。

採用・協業・情報発信の3領域で、ホームページは「誤解をなくし、判断を早める」装置。

参考リンク(本文のデータ出典)

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