SNSは「知ってもらう」には最高。でも――「選ばれる決め手」まで届いていますか?
今のユーザーは、必ずと言っていいほど複数の情報源を見比べてから決めます。
タイムラインを流れていく投稿と違い、ホームページは深い情報とわかりやすい比較で不安をほどき、背中を押す場所。
だからこそ「信頼・安心・比較」が価値を持つ今、サイトが最後のひと押しになります。
データが示す『比較』の現実

- 人は複数サイト・レビューを横断して他の情報でもう一度確かめます。
みなさん大切なランチやディナーをするときどうですか?
Googleマップのレビューをみてさらにレビューサイトを見ていませんか? - SNS投稿の寿命は短く、更新頻度に左右されやすい構造。
ここで言う「寿命」は、投稿が反応の山場を迎えるまでの短い時間帯のこと。
だから初速勝負になり、更新頻度の影響を強く受けます。 - 気になった商品・サービスは検索で再確認されがち。
その時に公式サイトに「決め手」があるかどうかが分かれ目。
特にSNS投稿の「寿命」は短命で初速勝負。
私のInstagramのインサイトでも、投稿当日〜翌日に表示数が集中し、その後は伸びが緩やかという傾向がはっきり出ています。
比較や裏取りの段階に残る情報は、やはり公式サイト側に常設しておくのが合理的です。
なぜホームページが「決め手」になるのか
- 情報の深さで「安心」をつくれる
価格・納期・制作フロー・事例・FAQ・ポリシーなど、検討に必要な情報を腰を据えて提示できます。
十分な情報は不安を減らし、問い合わせ率に直結。 - 検索に蓄積される「資産」になる
記事や実績は時間とともに蓄積。SNSのように流れず、調べるフェーズで見つけてもらえる導線を増やします。 - 比較を“言語化”できる
「選ばれる理由」「他社との違い」を項目で可視化。
ユーザーは自分事として判断でき、意思決定が速くなります。
XでもInstagramでも、固定投稿(ピン留め)で要点をまとめる方は多いですよね。
よく見ると、最後に置かれているのはたいてい公式サイトのリンク。
価格や事例、制作の流れ、よくある質問といった「比較の材料」は、流れる投稿では追いきれないからです。
言い換えれば、出会いはSNS、決め手はホームページという動線がすでに標準化しているのだと思います。

SNSだけに頼るつらさ、サイトで解消
- 更新頻度の呪縛:
毎日上げるほど消耗。
サイト側に定番ページ(料金・事例・FAQ)を整えれば、SNSは告知・人柄・最新情報に集中可能。 - 「流れて終わり」問題:
好反応の投稿はブログや実績ページへ再編集し、資産化。
SNS→サイトの受け皿づくりが肝。

とある海外ブランドのInstagramは、30分に1回のペースで投稿することもあると聞きます。
もちろんそれは、確立したブランド力と大規模な制作体制があるからこそ。
決して「やみくもな量産」ではありません。
私たちの現場で同じ運用を再現するのは、現実的ではないですよね。
だからこそSNSはほどほどに、そして「決め手」となる情報は公式サイトに常設。
更新の呪縛から解放されつつ、比較・裏取りの段階で選ばれる導線を用意しましょう。
はじめて来た人が迷わないページ設計
- この人たちは信頼できる?(自己紹介)
写真つきの短いプロフィール/会社の歩み/どんな体制で作るか。
例:担当者の資格/計測機器や手法の写真/お客様の声(顔出しは任意) - いくらで、いつまでに、どう進む?(料金と流れ)
料金の目安・幅/納期の目安/相談→見積→制作→公開までの図解。
例:料金の目安と所要時間/キャンセル規定/予約〜当日の流れ - 他とどこが違う?(比較ポイント)
選ばれる理由を3〜5個にしぼって一覧化。必要なら違いがひと目で分かる表。
例:対応範囲/納期/既存のサービスとの違いなど - よくある質問
例:「写真がなくても大丈夫?」「補助金は使える?」など3〜6問 - 最後に、迷ったらここ(ボタン)
各セクションの末尾に軽い相談ボタン。
例:「まずは30分のオンライン相談」「かんたん見積り」
SNSは「呼び込み」、ホームページは「お店の中」。
「知った」人を「選ぶ」に連れていくのがサイトの役目です。
まとめ:二刀流で、しっかりと選ばれる
出会いはSNS、比較と決断はホームページ。
この役割分担がいちばんラクで、いちばん合理的。Todaccioはその設計から実装、運用まで伴走します。

参考サイト:Statusbrew, Zoho Campaigns ほか
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